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家庭用ヒートポンプ給湯機

家庭用自然冷媒ヒートポンプ給湯機“エコキュート”の
累計出荷台数 500万台突破について

2016年4月25日
一般社団法人日本冷凍空調工業会
一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター

一般社団法人日本冷凍空調工業会および一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センターは、家庭用自然冷媒ヒートポンプ給湯機「エコキュート(※)」の普及拡大に取り組んでおりますが、本年3月末現在で累計出荷台数が500万台を突破(約504万1千台)しましたのでお知らせいたします。

「エコキュート」は、再生可能エネルギーである空気中の熱エネルギーを集めて活用する省エネルギー技術「ヒートポンプ」を導入し、家庭で消費するエネルギーの約1/3を占める「給湯」分野において、大幅なエネルギー消費の抑制を可能にしました。2001年に世界で初めて商品化されて以来、床暖房なども行うことができる多機能機種や省スペース型機種など、お客さまのニーズを踏まえたさまざまな特長を持つ機器を製品化いたしました。その結果、2009年10月には累計出荷台数が200万台、2011年8月には累計出荷台数が300万台、2013年10月には400万台を突破するなど、これまで着実に普及が進み、この度、2016年3月末現在で、累計出荷台数が500万台を突破しました。

また、平成27年7月に策定された長期エネルギー需給見通しでは、2030年度までに1,400万台の普及を目標に掲げられていることを踏まえ、一般社団法人日本冷凍空調工業会および一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センターは、今後も引き続き、高い省エネルギー性を有し、地球温暖化対策への貢献が期待できる「エコキュート」の普及を通じて、電気の需要面における「エネルギー消費の効率化」を推進してまいります。

※「エコキュート」の名称は、電力会社・給湯機メーカーが自然冷媒CO2ヒートポンプ式給湯機の愛称として使用しているものです。


  1. エコキュートの累計出荷台数の推移

    エコキュートの累計出荷台数の推移
  2. エコキュートの仕組み

    「エコキュート」はヒートポンプの原理を利用した給湯システム。空気の熱を熱交換器でCO2冷媒に集め、その冷媒を圧縮機でさらに高温にして、お湯を沸かす仕組みです。 空気の熱を上手に活用するため、投入した電気エネルギーの3倍以上の熱エネルギーを 得ることができ、これにより高い省エネルギー性と従来型給湯器に比べCO2排出量の削減も実現できます。

    エコキュートの仕組み

    エコキュートの仕組み
  3. 家庭用ヒートポンプ給湯機購入動機・使用満足度調査(2014年12月実施)結果について

    一般社団法人日本冷凍空調工業会は、2013年に引き続き、エコキュートを購入した人を対象に購入動機と使用満足度の調査を実施しました。主な結果は、以下の通りとなっており、前回調査分(2012年12月実施)と同様に「96%」の方が満足(満足+やや満足)のご回答を頂いております。

<エコキュート購入動機・使用満足度調査結果(2014年12月)>

  • 購入背景は「新築で付いてきた」人が22%であり、残り78%の人がエコキュートを意図して購入していた。2年前の調査も今回も約8割の人がエコキュートを自発的に購入していることが分かった。
  • 購入のきっかけは「オール電化にしたから」61%、「販売店の勧め」21%、「故障・老朽化」16%の順に多かった。オール電化住宅にしたことが購入のきっかけとなった人は2年前も今回もほぼ6割であった。
  • 購入の決め手は「光熱費が安くなる」57%、「オール電化にしたい」51%、「火の気がなく安心」29%が3大決め手であった。
  • 購入後の満足度は「満足」40%、「やや満足」56%で、計96%の人が満足していると答えた。エコキュートに対する満足度は2年前に比べ大きな変化はなく引き続き非常に高いことが分かった。
  • 非常時や災害時にエコキュートが役立つことについては、「停電時でもタンクのお湯が使用できる」ことを「知っている」人は半数以上の61%であった。「断水時に非常用水として利用できること」を「知っている」人は57%であった。「都市ガスと電気では電気の方が復旧が早かった」ことを「知っている」人は43%と半数を下回った。

  • ※アンケート結果掲載URL:
    https://www.jraia.or.jp/product/heatpump/i_enquete.html

    Q1.エコキュート購入の決め手は?
    【複数回答】N=939
    Q2.エコキュートを購入して満足していますか?
    N=158
    【参考】前回調査(2012年12月実施)でも96%の方から“満足+やや満足”の回答を頂いております。

    (参考)
    <ヒートポンプを巡る最近の動向>

    • トップランナー基準について
      「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)施行令(トップランナー関連)の一部を改正する政令」が閣議決定されました。本改正は、省エネ法に基づき、エネルギーの使用の合理化を図ることが特に必要のある機器を新たに追加するもので、2013年3月1日から電気温水機器「エコキュート」を省エネ法のトップランナー基準に新たに追加されました(目標達成基準年度2017年度)。これにより、エコキュートを年間500台以上製造または輸入する製造事業者などに対して、基準値策定時点で最もエネルギー消費量が優れた製品(トップランナー)を基準にした省エネ性能の達成が求められます。

    • 住宅の省エネルギー基準について
      2013年10 月より、住宅の省エネルギー基準が改正、施行されました。これまでの外皮性能を中心とした基準から、断熱・遮熱性能などを規定する外皮性能基準と各種設備機器の効率や再生可能エネルギーの導入も勘案する総合的な省エネルギー性能を規定する一次エネルギー消費量の2つの基準値より構成される基準となり、2020年をめどに基準義務化も検討されています。こうしたエネルギー消費量評価においては、効率の良いヒートポンプ機器は基準を満たす有効な手段の一つであります。

    • ヒートポンプ普及拡大による温室効果ガス削減効果について
      2015年1月にヒートポンプ・蓄熱センターにより、「ヒートポンプ普及拡大による一次エネルギー削減効果について」を取り纏め省エネルギー効果を推計しておりますが、同年7月に「長期エネルギー需給見通し」および「日本の約束草案」の決定により2030年度の温室効果ガス削減目標が示されたことなどを踏まえ、ヒートポンプ普及拡大による温室効果ガス削減効果を試算し、プレスリリース(※1)しています。その試算結果では、民生部門(家庭および業務部門)や産業部門の熱需要を賄っているボイラなどをヒートポンプ機器で代替した場合、2030年度における温室効果ガス(CO2換算)削減効果は、4,830万t-CO2(2012年度比)となりました。これは日本の約束草案にて示されている2030年度のCO2排出削減量の内、ヒートポンプの導入対象業種である産業部門・業務その他部門・家庭部門の削減目標合計の約 22%に相当します。

    ※1プレスリリース http://www.hptcj.or.jp/index/newsrelease/tabid/1111/Default.aspx

    ※2家庭用暖房、家庭用給湯、業務用給湯、産業用加熱(ヒートポンプで代替可能な温度帯のみを抽出。産業用ボイラー消費エネルギーの約49%)