JRA規格・ガイドラインの制定・改正について

No.649 2017年2月

このたび、JRA規格が制定および改正されましたので、ご紹介します。
※ご購入はホームページよりお申し込みいただけます。

【お断り】
本掲載は、機関誌「冷凍と空調 No.647」12月号で掲載した規格に、JRA 4068T:2016R(JRA 4068:2016Rの英訳版)を追記しております。
 
<制定>
 
1. JRA 4070:2016
微燃性(A2L)冷媒を使用した業務用エアコンの冷媒漏えい時の安全機能要求事項
 業務用エアコンに充塡された微燃性(A2L)冷媒の漏えいに対する安全確保のための空調システム側の要求事項について規定する規格。
 ガスヒートポンプ冷暖房機を適用範囲に含む。
 
2. JRA 4073:2016 
微燃性(A2L)冷媒を使用した設備用エアコンの冷媒漏えい時の安全機能要求事項
 設備用エアコンに充塡された微燃性(A2L)冷媒の漏えいに対する安全確保のための設備用エアコンの要求事項について規定する規格。
 
3. JRA GL-16:2016
微燃性(A2L)冷媒を使用した業務用エアコンの冷媒漏えい時の安全確保のための施設ガイドライン
 業務用エアコンに充塡された微燃性(A2L)冷媒の漏えいに対する安全確保のための空調システム選定と施工及び換気等施工側の対策について規定する。
 ガスヒートポンプ冷暖房機は、適用範囲に含む。
 
4. JRA GL-19:2016
微燃性(A2L)冷媒を使用した設備用エアコンの冷媒漏えい時の安全確保のための施設ガイドライン
 設備用エアコンに充塡された微燃性(A2L)冷媒の漏えいに対する安全確保のための空調システム選定と施工及び換気装置等施工側の対策について規定したもの。

<改正>
 
1.  JRA 4002:2016
パッケージエアコンディショナ
 室内の快適な空気調和を目的とし、空気の循環によって冷房(暖房を兼ねるものを含む)を行う、主として業務用の建物に用いられるよう設計・製作されたエアコンディショナであって、電動式の圧縮機、室内・室外熱交換器、送風機などを1 又は2 以上のキャビネットに収納したもので、空冷式のもの及び水冷式のもののうち、定格冷房標準能力が400 kW 以下のものについて定める規格。今回の主な改正点は、次のとおり。
a) JIS B 8616:2015 を全面的に引用し、重複規定を削除した。
b) JIS B 8616:2015 の適用範囲外である定格冷房能力56 kW 超の表現等を整理した。
c) 圧縮機用電動機定格出力について規定を追加した。
 
2-1.JRA 4068:2016R 
冷凍空調機器に関する冷媒漏えい検知警報器要求事項
 高圧ガス保安法冷凍保安規則に基づく検知警報器及び当該法規の適用除外の範囲で使用される検知警報器の仕様について冷凍空調機器の製造業者、設置業者、使用者が利用しやすいよう標準化し市場が混乱なく普及することを目的として制定した規格であって、冷凍空調機器から漏えいした不燃性(A1)冷媒又は微燃性(A2L)冷媒の濃度を検知して適切な安全対策を施すための定置形の冷媒漏えい検知器及び冷媒漏えい検知警報器についての要求事項を規定したもの。今回の改正点は、耐久性試験にセンサ耐久性試験を追加で規定したこと。
 
2-2.  JRA 4068T:2016R
Requirements of refrigerant leak detector and alarm for air conditioning and refrigeration equipment
  This standard has been established for the standardization of the specifications for refrigerant leak detectors and alarms that are compliant with Refrigeration Safety Regulation under High Pressure Gas Safety Act and detectors and alarms that are non-compliant with the said regulations for greater ease in use for air conditioning and refrigeration equipment manufacturers, installation service operators and users and hence the wider promotion of the standards in the marketplace without any confusion.
 
3. JRA GL-15:2016R
微燃性(A2L)冷媒を使用したチラーの冷媒漏えい時の安全確保のための施設ガイドライン
 冷媒として大気圧における標準沸点が−150℃以上、+50℃以下の範囲にあるもののうち、微燃性(A2L)冷媒を使用し、蒸気圧縮式チリングユニット、スクリュー冷凍機及び遠心冷凍機において、冷媒漏えい時の安全確保のための施工及び換気等の対策について規定したもの。今回の改正ではビル用マルチとの整合性を図るため、機械室の換気に関する計算方法を変更している。