コンプレッサーの破裂防止について
コンプレッサーが破裂するとエアコン室外機周辺にいる方が重篤なケガをする恐れがあります。
エアコンを取り外す時のポンプダウンや備え付け作業時に事故をおこさないため、以下の内容を必ず守ってください。
※誤った作業をしたときに、死亡や重傷などの重大な結果に結び付く可能性が大きいものを特に「警告」の表示を記載しています。
コンプレッサーは、以下の3つの条件がそろい空気圧縮運転をすると、異常高温高圧になり、最悪の場合、冷凍機油の温度が着火点まで上昇して破裂するおそれがあります。
3つの条件
- 冷凍サイクル内に空気が混入する(配管接続部やコンプレッサーの吸込み側のリーク)
- 冷媒回路中に閉そく部がある(液側バルブ閉止、絞り機構・冷凍サイクルの詰まり)
- コンプレッサーを運転させている
必ず守ってほしいこと
ポンプダウン時
- ポンプダウン前、冷媒漏れのないことを確認する
- 配管折れなどにより冷凍サイクル内に冷媒がない場合はポンプダウンをしない
- ポンプダウン終了後は、必ずコンプレッサーを停止させてから接続配管を外す
- ポンプダウンの方法は、各社の技術資料などを確認すること
据え付け時
- 冷媒漏れがないことを確認する
- 冷凍サイクル内に冷媒がない場合は、エアコンを運転しない
- エアコン運転開始時、液側・ガス側の配管接続バルブが2つとも全開になっているか確認する
業務用エアコンではポンプダウンできない機種(マルチエアコン、据え付け時に冷媒追加したエアコンなど)があります。ポンプダウン可能か、必ず確認してください。