2050年カーボンニュートラルに対する日本冷凍空調工業会のスタンスについて
2050年カーボンニュートラルを目指すための対応の一環としてのグリーン冷媒・機器導入のシナリオが、2021年11月に政府から示されました。日本冷凍空調工業会は、全体としての目指すべき目標としては共有するものの、冷凍空調産業にとってのクリアすべき課題の克服がまだ見えておらず、あくまでも「目指すべき目標値」であることの認識で、工業会の基本スタンスは、以下の2点としています。
(1)再生可能エネルギー活用視点からも高効率であるヒートポンプ技術、製品の普及拡大を目指す。
(2)指定製品制度を活用し、可能な限りHFCの削減とグリーン冷媒など低GWP化を目指す。
その背景としての基本的な考え方は「S+3E」で、S(安全性)、3E(環境性、省エネ性、経済性)のバランスの取れた目標設定と、目標に向けた活動が重要であり、克服すべき課題として(1)省エネ性の向上、(2)安全性への配慮、を考えています。
引き続き、工業会はこれらへの対応を進めるとともに、来るべきカーボンニュートラルに向けた諸施策を展開し、グローバルな市場におけるリーダーシップを発揮していきます。
産構審-中環審合同会議資料へのリンク
https://www.jraia.or.jp/dhtmlxVault_v25_std/codebase/uploaded/011_t02_00.pdf
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