冷凍空調機器における冷媒の「見える化」について
日本冷凍空調工業会では、地球温暖化防止対策のための自主的取り組みの一環として、エアコンをはじめ冷凍空調機器に含まれる冷媒の温暖化の影響度合いを表示する冷媒の「見える化」を行うことを決定しました。
この点については、先に報道発表を行っておりますが、ここでは、この発表に沿って、冷媒の「見える化」について紹介します。
日本冷凍空調工業会では、地球温暖化防止対策のための自主的取り組みの一環として、エアコンをはじめ冷凍空調機器に含まれる冷媒の温暖化の影響度合いを表示する冷媒の「見える化」を行うことを決定しました。
この冷媒の「見える化」は、一般消費者や機器のユーザー、機器の設置工事・修理にあたられる方などの広い範囲の方々に対し、冷媒の大気中への排出による地球温暖化の影響をご認識いただき、使用時排出の削減、廃棄時回収率の向上を図ることを目的としています。
現在、冷凍空調機器においてはハイドロフルオロカーボン(HFC)という物質が冷媒として広く利用されています。通常は、密閉された回路で使用されているため、外部に漏れることはありませんが、廃棄時などで、適切に処理されないと、大気中に排出され、地球温暖化への影響を生じることがあります。
「見える化」は、以下の例示のように、機器本体と取扱説明書などに当該機器に含まれる冷媒の温暖化の影響度合いを二酸化炭素に換算してその値を表示するとともに、廃棄時などの適切な処理を呼びかけるものです。 この冷媒の「見える化」表示は、2009年秋以降出荷される機器より順次行われる予定です。
表示シール例
表示シール貼付例
取扱説明書での記載例
(本件に関するお問い合わせ先)
一般社団法人日本冷凍空調工業会
住所:〒105-0011
東京都港区芝公園3丁目5番8号(機械振興会館内)
電話:03-3432-1671
FAX:03-3438-0308