ポンプダウンの一般的な作業方法
セパレート形エアコンの取り外し時の”ポンプダウン”の一般的な作業方法(例)は次のとおりです。
- 三方弁のチャージポートに圧力計(ゲージマニホールド)を取り付ける。
- 二方弁を全閉にする。
- 冷房運転または強制冷房運転させる。(暖房運転では不可)
圧力計がほぼ0MPa(0kgf/cm2)になるまで運転する。 - 三方弁全閉にし、運転を停止させる。
- 圧力計(ゲージマニホールド)を外し、接続配管を外す。
作業は安全に!
家庭用エアコンの工事の際の注意の「冷凍サイクルについて」をご参照ください。
(注1) 冬期や周囲条件により冷房運転ができない場合は、強制冷房運転で行います。詳細は取扱説明書または据付説明書をご参照ください。また、ポンプダウン操作時のスイッチなどの位置を 示す「強制冷房運転」の本体表示を実施している機種もございますのでご参照ください。
(注2)キャップの締付け不良・忘れは冷媒漏れとなる可能性があります。 キャップの締付けトルクについては、メーカーの据付説明書をご参照ください。
(注3) このポンプダウンの方法は一般的な例であり、各メーカーにより異なる場合があります。
ポンプダウンができない場合
ポンプダウンができない場合は、必ず二方弁および三方弁を両方全閉にしてから、接続配管の取り外してください。このとき、室内ユニットと接続配管に残っているフロン類を冷媒回収機で回収するよう努めてください。