エアハンドリングユニットとは
エアハンドリングユニットの定義
主に事務所などで使う比較的大型の空気調和期で、電動式の送風機、熱交換器及びこれらを収納するケーシングなどで構成し、室内空気の再循環若しくは外気の取入れ又はその双方を行うとともに、空気の冷却・減湿、加熱、除湿、加湿、除塵などを行うもの。もっぱら機械室、屋上ペントハウスなどの管理された区画に設置し、空気の吸込み側若しくは吹出し側又はその双方にダクトを接続し、送風を行う。
機器構造
構成部品
エアフィルタ
空気中の粉塵やほこりを取り除き、空気を清浄にする目的で設置される。
繰り返し使える素材でできたものや使い捨てのもの等多くの種類があり設置場所・設置目的に合わせて選定する。
コイル
アルミフィン付き銅管で作られ、一般的に列数は2列または3列で、冷房時には冷水が供給され、室内空気を冷却減湿する。その際に熱交換器の表面に付着した凝縮水は熱交換器の下にあるドレンパンに落ち、ドレン配管を通じて排水される。
暖房時には温水が供給され、室内空気を加熱する。
加湿器
大きく分けて気化方式、蒸気方式、水噴霧方式の3種類があり、それぞれ加湿能力、加湿効率、湿度制御、メンテナンス性、消費電力等においてメリット、デメリットがある。
暖房時には加湿は必須であり通年運用する空調機では不可欠な部品。
ファン
モーターを回転させて室内に空気を送り出す部品。
風量、省エネ、静音、メンテナンス性等性能がそれぞれ異なり空調機の仕様、目的に合わせて選定する。
ケーシング
ケーシングは鋼板製で、必要な部分に断熱材として表面処理化工をしたグラスウールなどを裏張りしている。
種類・設置例
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