JRA規格2件を改正 ~ JRA GL-08は必見!!

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No.671 2020年8月

このたび、JRA規格が改正されましたので、紹介します。
※ご購入はホームページよりお申し込みいただけます。


<改正1>
―製品―
JRA 4019:2020
コンデシングユニット
この規格は、フルオロカーボン系冷媒及び二酸化炭素を使用し、容積形の全密閉形、半密閉形又は開放形の圧縮機、凝縮器又はガスクーラ及び受液器などの附属品から構成され、定格冷凍能力が0.075 kW~118 kWのコンデンシングユニットについて規定する。

<改正2>
―共通―
JRA GL-08:2020
冷凍空調機器の冷媒回収に係る回収口形状と表示ガイドライン
このガイドラインは、日本国内で販売される冷凍空調機器(日本国外で生産されたものも含む。)であって、フロン類等を冷媒として使用する蒸気圧縮式冷凍サイクルによるものの冷媒回収に係る回収口形状及び表示についての指針を示す。

今回のガイドライン改正は、フロン排出抑制法の改正を受け、法に基づく機器本体・カタログ等への表示必要内容の記載方法も改正・規定した。重要な改正点を以下に整理する。



JRA規格GL-08【冷凍空調機器の冷媒回収に係る回収口形状と表示ガイドライン】改正のポイント


1) 冷媒回収口のねじ形状では、適用できる冷媒番号としてR32及びR1234yfを
    追加し、また可燃性(A3)冷媒に適用できるねじ形状を定めました。


   フロン排出抑制法が改正され、2020/4/1に施行されました。これを受けて、

2) 硬質ポリウレタンフォームを断熱材として使用した冷凍冷蔵機器が、目標値及び
    目標年度が定められた指定製品として新規に追加されました。このため該当の
    指定製品の本体表示は、冷媒に使用するフロン類等以外に、断熱材に使用する
    フロン類等の種類・数量及び温暖化係数が必要となりました。

    また該当機器が掲載されたカタログへは、本体表示項目に加え、冷媒用途及び
    断熱材用途それぞれの環境影響度の目標値及び達成目標年度の記載が必要となり
    ました。



3) 第一種特定製品(業務用空調機器・冷凍冷蔵機器)の廃棄時フロン類回収率向上の
    ため、「フロン類が未回収の機器を廃棄物処理業者へ引き渡してはいけない」
    の本体表示の追加が必要となりました。文字サイズを規定し、表示例を追加しま
    した。


    上記2)、3)項については、2020年10月1日から適用されます。


以上
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