2025年1月10日(金)、品川御殿山マリオットホテルにて当工業会の賀詞交歓会が開催されました。以下に会長挨拶を掲載いたします。 皆様、新年あけまして
2025年 新年賀詞交歓会 来賓挨拶 経産省 産業機械課 須賀課長
No.702 2025年1月
2025年1月10日(金)、品川御殿山マリオットホテルにて当工業会の賀詞交歓会が開催されました。以下に経済産業省製造産業局産業機械課長 須賀氏より年頭の挨拶を賜りましたのでご紹介します。
新年あけましておめでとうございます。経済産業省の須賀でございます。本日は日本冷凍空調工業会の賀詞交歓会にお招きをいただき誠にありがとうございます。
昨年は元旦の能登半島地震を始め、自然災害が大変多い1年でもございましたが、マクロの経済指標を見ますと、30年ぶりの高水準の賃上げと設備投資、そして過去最高水準の株価、名目GDPも600兆円を超えるということで、非常に明るい兆しが見える1年でございました。
写真1:経済産業省製造産業局産業機械課 須賀課長
日本政府としては、ぜひ今年はこれを実感が伴って、上昇トレンドが定着するということを目指して、補正予算なども含め政策を総動員してまいりたい、そういう1年にしたいと考えております。
冷凍空調業界の皆様におかれましても、賃上げ、それから設備投資、そして価格転嫁、既にご協力いただいているところでございますが、さらに引き続き、今年も官民ともに、この上昇基調を確実なものにしていくというところに協力いただければと思います。
先ほど会長からもお話しありましたが、今年は何といっても米国で新政権が誕生いたします。これが非常に不透明さの原因にもなっているところではありますが、強固な経済関係というのが2国間関係の基礎になりますので経済産業省といたしましては、特に投資についても、安心して日本企業が判断できる環境を整えるということをミッションと考え、米国の新政権にはまずこの点をよくお伝えをしながら、日本の国益に資する形で日米の経済関係は一層発展させていきたいと考えております。
昨年末には、第7次のエネルギー基本計画案とGX2040のビジョン案というものを合わせて取りまとめさせていただきました。DXやGXの進展に伴いまして、電力需要の増加が見込まれる中で脱炭素電源の確保が国力を大きく左右するという状況、今後も続いてまいります。
現実を見据え、再エネや原子力も最大限に活用しながら、脱炭素下電源を新しい産業集積の起爆剤にするといった方針を新たにお示しをさせていただいたところでございます。
今回お示しした2040年のエネルギーミックスやその先の2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、更なるイノベーションが不可欠になってまいります。
日本冷凍空調工業会の皆様には、高効率な空調、ヒートポンプの給湯器といった需要側のGXを支える機器を供給していただいておりまして、これは今後、グローバルに需要が確実に伸びるとGXの関係者皆さん言ってるものでございます。
皆様が生み出される製品やイノベーションが、我が国のGXの推進にとっても重要であるのとともに、わが国の経済を支えていただく重要な製品となっていくと考えております。
政府といたしましても、国内において省エネ製品の購入促進を初めとした各種の支援策を講じるとともに、皆様のグローバル展開ルールメイキングもお手伝いできるところは、サポートしながら、冷凍空調業界の皆様の挑戦を後押しさせていただければと思っております。
さていよいよ、今年4月13日から大阪関西万博開催になります。世界中から来訪者を迎えるこの一大イベント、ぜひ皆様と一緒に盛り上げてまいりたいと思っております。
既に皆様には、大変たくさんのご協力をいただいているところではございますが、チケットのご購入、それから社員の皆様に対してそれをお配りいただく、休暇を取って大阪に行ってこいと奨励いただく、そういったことも含めまして、今一歩踏み込んだご協力、お願いできれば大変ありがたいと思っております。
最後になりますが、日本冷凍空調工業会の皆様の益々のご活躍ご健勝を心からお祈りいたしまして、私からのご挨拶とさせていただきます。本日はありがとうございました。
以上
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