2025年1月10日(金)、品川御殿山マリオットホテルにて当工業会の賀詞交歓会が開催されました。以下に会長挨拶を掲載いたします。 皆様、新年あけまして
第62回技能五輪全国大会 -冷凍空調技術職種-
日立ジョンソンコントロールズ空調(株)清水事業所は四年連続の金賞受賞
No.702 2025年1月
令和6年(2024)11月22日(金)~11月25日(月)の4日間(一部職種は、先行実施)、愛知県国際展示場をはじめとする13会場で第62回技能五輪全国大会が開催されました。
冷凍空調技術職種は今大会で第19回目の開催となり、静岡県代表選手団として出場した日立ジョンソンコントロールズ空調(株)清水事業所の栗田 理々奈さんが昨年銀賞の雪辱を果たし金賞・厚生労働大臣賞に輝きました。日立ジョンソンコントロールズ空調(株)清水事業所様は四年連続の金賞受賞となりました。
過去の開催はこちらから
1.原則23才以下を対象に毎年開催される技能五輪
技能五輪全国大会は、地方予選などを勝ちあがった原則23才以下の青年技能者たちがその技能レベルの日本一を競うことにより、ものづくりの基盤を担う技能者の育成や技能の重要性をアピールすることを目的とし、厚生労働省、中央職業能力開発協会により毎年開催されています。今大会は全41職種の競技に976名の選手が参加、うち冷凍空調技術職種は20名の選手が参加しました。
写真1:静岡県立工科短期大学校 静岡キャンパス外観
競技会場の様子
写真2:競技会場の様子
2.冷凍空調技術職種は、静岡県立工科短期大学校 静岡キャンパスで開催
冷凍空調技術職種は、静岡県立工科短期大学校 静岡キャンパスで開催されました。11月18日(月)は、選手、指導者などによって工具や機材が搬入され、11月19日(火)には選手自身によるコンデンシングユニットと冷却水槽の設置、競技用材料などの確認、工具展開が行われ、翌日20日(水)に競技が行われました。
写真3:冷凍空調技術職種は20名の選手が参加
写真4:競技中の様子
3.冷凍空調技術職種の競技課題は「ちゅめたーい」
冷凍空調技術職種の当初の課題は1級技能検定を念頭においたもので、配管施工技術に重点がおかれていましたが、近年の国際大会課題を意識し、コンデンシングユニット(冷凍機)を用い、文字形蒸発器の着霜及び水槽の温度制御を行うための配管施工、制御配線から冷却運転、データ測定とその処理など、冷凍空調技術の総合的な競技になっています。また、ペーパーテストと当日に設定される応用課題(制御配線)があります。競技課題の特徴としては、これまでのシステムに加え、蒸発器に付いた霜を除霜するホットガスバイパス回路を定期的に動作させる自動除霜運転動作を追加したことが挙げられます。
写真5:文字形蒸発器の着霜「ちゅめたーい」
4.日立ジョンソンコントロールズ空調(株)清水事業所は四年連続の金賞受賞!
冷凍空調技術職種での課題の全体的な出来栄えとしては、出場20選手中、19名が競技時間内に課題の冷凍サイクル、電気回路を完成させることができました。前回大会では、約3割の選手が課題を完成できなかったのに比べ今大会の選手たちは日頃の鍛錬の成果をうまく出せたと思います。今大会の冷凍空調技術職種入賞者を表1に示します。選手の皆さんのご健闘に心から敬意を表します。
写真6:選手20名の集合写真
表1:第62回技能五輪全国大会 冷凍空調技術職種 入賞者
5.2028年第49回技能五輪国際大会は日本(愛知)に決定!
愛知県国際展示場で開催された全国大会には今回も多数の選手が参加され、関係者のご協力により盛会裏に閉幕となりました。今後の開催計画は、2025年度も愛知県での開催となる予定です。
技能五輪の国際大会誘致活動が継続して進められていましたが、2028年第49回技能五輪国際大会の開催地として日本(愛知県)が選ばれました。冷凍空調技術においても国際大会に歩調を合わせた活動が求められます。
過去の開催
■第61回技能五輪(2023年11月)はこちらから
■第60回技能五輪(2022年11月)はこちらから
■第59回技能五輪(2021年12月)はこちらから
以上
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