全熱交換器の熱回収の原理
全熱交換器には、回転型と静止型があります。
回転型
構造と原理
回転型全熱交換器はローターの回転により排気から給気に熱回収する蓄熱式熱交換器です。
ローターには吸湿性を持たせています。
円形ローターの約半分に排気空気が通過する時、この排気の熱(温度、湿度)でローター部分が蓄熱、蓄湿されます。
このローターが回転することによって蓄熱、蓄湿されたローター部分が、給気側空気通路に入り、給気側空気によってこの蓄熱、蓄湿分が放出されます。
静止型
構造と原理
静止型全熱交換器は右図のように直交流型プレートフィン式全熱交換器の構造をしており、特殊加工紙の仕切板と間隔板で構成されています。
排気される汚染した室内空気と供給される新鮮な室外空気とが静止型全熱交換器を通過する際に温度(顕熱)と湿度(潜熱)の交換が行われます。
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