床暖房について
床暖房の種類
床暖房には大きく分けて温水式のものと、電気式のものがあります。どちらも床を暖めるという点では同じです。それぞれの特徴について紹介します。
床暖房の分類
床暖房は、温水式のものと、電気ヒーター式のものがあります。温水式には、温水をつくる熱源によって、ガス・石油熱源とヒートポンプ熱源があります。
温水式の特徴
温水式は、床下に設置した配管に暖めたお湯を循環させて部屋を温めます。暖房用温水を作る熱源機1台で、広い面積や数多くの部屋に設置が可能で、長時間使う場所にもおすすめです。お湯で温めるのでほかの暖房機にないようなやわらかい暖かさが特長と言われています。床面温度の調節も可能です。温水床暖房の熱源にはヒートポンプ式、ガス・石油燃焼式があります。
ヒートポンプ式温水床暖房の種類
1.床暖房専用タイプ
主なメリット
- 温風式ではないので、お部屋が乾燥しすぎる、ホコリなどが舞うといったことはありません。
- 室内の温度ムラが少なく均一に暖かくなり快適です。
- 足元から温まるので、室温が約18~20℃程度でも暖かさを感じることができます。
2.エアコン付床暖房タイプ
主なメリット
- 立ち上がりはエアコンですばやく暖房するので暖まるまで時間が少なくすみます。
- 室外機1台のスペースで床暖房とエアコンが利用できます。
- 夏はエアコン冷房で一年中快適。
電気ヒーター式の特徴
電気ヒーター式は、床材に電気ヒーターを埋め込むタイプで電熱線に電気を流すことで床を温めるホットカーペットのようなものです。部分的に設置することが出来るというメリットがありますが、広い面積を温めるには、大きな電力が必要になるため、ランニングコストが高くなる傾向にあります。