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第5章 エアコンの選定 |
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エアコンを選定するにあたっては,先ず「どのような形式の機種にするか」ということと,次に「大きさ(能力)はいくらのものが必要か」を決めなければなりません。そこでこの章ではエアコンの選定に必要な知識として,「エアコンの種類」と大きさを決めるために必要な「冷暖房負荷計算」について説明します。
5.1 エアコンの種類
エアコンにはいろいろな種類があり,分類の仕方も様々です。ここでは仕組みからの分類と,室内機の設置形態からの分類を主に紹介します。
(1) エアコンの仕組みからの分類
空冷式(室外空気に凝縮熱を放出します) | |
一体型 | ウインド型エアコン |
スポット用エアコン | |
分離型 | リモートコンデンサ型 (圧縮機が室内機にあるもの) |
パッケージエアコン | |
セパレート型(圧縮機が室外機にあるもの) | |
ルームエアコン | |
パッケージエアコン | |
マルチタイプエアコン (家庭用,小形業務用,ビル用) |
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水冷式(水に凝縮熱を放出します) | |
一体型 | パッケージエアコン(クーリングタワー併用) |
(2) エアコン室内機の設置形態からの分類
最近の室内機のバリエーションは非常に多彩になっています。下記の分類はルームエアコン,パッケージエアコン双方に共通しますが,例えば天井吊形などは吹出す空気の方向を1〜4方向まで選択できたり,据付ける位置によって機種が変わるなどユーザーのニーズによって選択できる幅が広くなっています。機種選定にあたっては,その部屋の用途,設備や人の配置などを考慮して最適な機種を選びます。
床置形 | 床置(露出)形 |
床置隠蔽形 | |
壁掛形 | 壁掛(露出)形 |
壁埋込形 | |
天井吊形 | 天井吊(露出)形 |
天井埋込カセット形 | |
天井埋込ダクト形 |
(3) 上記以外でよく使われる分類
カタログ等でよく使われている区分として次のようなものがあります。