フロン回収における注意事項
下記事項を必ずお守りください。爆発・火災、人命に及ぶ災害を引き起こす恐れがあります。
(1)回収作業場所に係る留意事項
LPガスなど引火性のある危険物の近くで回収しないこと
凸凹の激しい床傾斜のある場所や振動の多い場所
雨や水のかかるような場所
密閉された機械室など、換気不備で風通しの悪い場所
電気設備の防爆構造を義務化されている工場など
直射日光が当たる場所や40℃以上になる場所
(2)回収装置の高圧ガス保安法に係る留意事項
回収装置の指定以外の冷媒を回収しない
日常点検で回収装置の変形、腐食の有無を確認
回収容器の運搬・移動・貯蔵の場合は転倒防止処置を
有効期限切れの回収容器は使用不可(要再検査)
回収装置本体に記載されている「取扱の注意」事項は最低限遵守すること
また「取扱説明書」をよく読み熟知してから作業を行うこと
衝撃を与えたり粗暴な取り扱いをしない
回収容器には充てんフロン名を規定に基づき記載
回収容器に表示されたフロンのみが回収可能
回収容器の運搬・移動・貯蔵の場合40℃以下に保つ
酸素他可燃物などは絶対に回収しないこと
火災、爆発などの大災害を引き起こします
(3)その他の安全に係る留意事項
回収作業中は必ず保護メガネ、保護手袋を着用すること
冷媒ホースなどの接続部は確実に締め込むこと
回収作業中は作業場所から離れず常に回収作業を監視すること
回収作業の終了後は回収装置、回収容器の接続口を確実に閉じること
破壊処理などを行った後の空の回収容器に冷凍機油などが残っていないことを確認すること
回収作業に過充てん防止機構が正常に作動することを確認すること
再利用容器と破壊用容器とは確実に区別し混合させないこと
回収容器などが液封状態にならないよう充てん量に十分注意すること
2口バルブ付容器を取り扱う場合は、ガス側と液側の区別に十分注意すること
アンモニアやプロパン、イソブタンなどの可燃性冷媒は回収しないこと
(4)回収冷媒の汚染防止に係る留意事項
<特に、回収した冷媒を再利用する場合には注意してください>
圧縮機損傷、水侵入などで冷媒が汚損している場合は十分注意してください
前回と異なる冷媒を回収する場合は残留冷媒を完全に除去すること
規定の冷媒以外の水、泥などを回収しないこと
回収装置内に大量の油を吸引させないこと
異なった冷媒を同一の回収容器に回収、充てんしないこと
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