工事の際の安全上の注意
据付けについて
- 据付け工事は、据付説明書に従って確実に実行してください。
据付けに不備があると、水漏れや感電、火災の原因になります。 - 設置工事部品は付属品および指定の部品を使用してください。
メーカー指定部品を使用しないと、ユニットの落下、水漏れや、火災、感電の原因になります。 - 据付けは、重量に十分耐える所に確実に行ってください。
強度不足や取り付けが不完全な場所は、ユニットの落下により、ケガの原因になります。 - 配管、フレアナット、工具はR410A及びR32専用のものを使用してください。
既存(R22)の部材を使用すると、機器の故障と同時に冷凍サイクルの破裂などの重大な事故の原因になります。 - フレアナットは、トルクレンチで指定の方法で締め付けてください。
フレアナットの締め付け過ぎがあると、長期経過後フレアナットが割れ冷媒漏れの原因になることがあります。
電気配線について
エアコンの据付工事等は電気工事業法に則り行ってください。
詳しくは 経済産業省のホームページ をご参照ください。
- 電気工事は、国が定める「電気設備に関する技術基準を定める省令」、日本電気協会が定める「内線規程」およびメーカーの据付説明書に従って施工し、専用回路を使用してください。
電源回路容量不足や施工不備があると、感電、火災の原因になります。 - 室内外ユニット間の配線は、途中接続やより線の使用はせず所定のケーブルを使用して確実に接続してください。
接続や固定が不完全な場合は、故障や発熱、火災の原因になります。 - 室内外ユニット間の配線は、端子カバーが浮き上がらないように整形し、カバーを確実に取り付けてください。
カバーの取り付けが不完全な場合は、端子接続部の発熱、火災や感電の原因になります。 - 電源コードの加工、途中接続、タコ足配線はしないでください。
接触不良・絶縁不良・許容電流オーバーなどにより、火災、感電の原因になります。
冷凍サイクルについて
- エアコンの移設の場合、冷凍サイクル内に指定冷媒以外のものを混入させないでください。
空気などが混入すると冷凍サイクル内が異常高圧になり、破裂、ケガなどの原因になります。 - ポンプダウン作業では冷媒配管をはずす前に圧縮機を停止してください。
圧縮機を運転したまま、かつ閉鎖弁(バルブ)開放状態で冷媒配管をはずすと、空気などを吸引し、冷凍サイクル内が異常高圧になり、破裂、ケガなどの原因になります。
- 据付け作業では、圧縮機を運転する前に、確実に冷媒配管を取り付けてください。
冷媒配管が取り付けられておらず、かつ閉鎖弁(バルブ)開放状態で圧縮機を運転すると、空気などを吸引し、冷凍サイクル内が異常高圧になり、破裂、ケガなどの原因になります。
冷媒ガスについて
- 作業中に冷媒ガスが漏れた場合は換気をしてください
冷媒ガスが火気に触れると、有毒ガスが発生する原因になります。 - 設置工事終了後、冷媒ガスが漏れていないことを確認してください。
冷媒ガスが室内に漏れ、ファンヒーター、ストーブ、コンロなどの火気に触れると有毒ガスが発生する原因になります。