ガスヒートポンプ(GHP)とは
空調機には、大きく分けて圧縮機の駆動源に電気を使用した電動機駆動式のエアコン「電気モータヒートポンプ(EHP)」と、ガスを使用したガスエンジン駆動式のエアコン「ガスヒートポンプ(GHP)」があります。電気モータヒートポンプ(EHP)とガスヒートポンプ(GHP)の簡単な比較を、下図に示します。
電気モータヒートポンプ(EHP)とガスヒートポンプ(GHP)の違いは、電気モータヒートポンプ(EHP)は圧縮機の駆動にモータ(電動機)を使用し、ガスヒートポンプ(GHP)はガスエンジンを使用していることだけであり、冷凍サイクルは同等です。
EHP:Electric Heat Pump
GHP:Gas engine driven Heat Pump
全体システムは下図に示すとおりであり、エンジン排熱を暖房時有効利用しています。
ガスヒートポンプ(GHP)のしくみ
ガスヒートポンプ(GHP)は室外機の圧縮機をガスエンジンで駆動し、ヒートポンプ運転によって冷暖房を行う空調システムです。下図は、冷房運転時の例です。
- ガスヒートポンプ(GHP)に搭載されているガスエンジンは、ベースエンジン(自動車用、産業用)に対し耐久性向上、メンテナンス性向上、性能向上などを実現するため大幅な変更が加えられています。また、エンジンオイル、冷却水も長寿命化が図られています。
- ガスヒートポンプ(GHP)に搭載されている圧縮機は、開放型圧縮機が使用されています。エンジンとの動力伝達は、ベルトによる方式となっております。
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